ビジネスコンサルファーム

2000年以降コンサルティング業界でもっとも売り上げを増やしたのがビジネスコンサルファームというカテゴリーです。もともと会計系コンサルファームが多かったこの業界ですが、事業戦略の策定から、その実行、現実化のための業務プロセスの改定とそれを実現するためのIT戦略策定、SIインプリメンテーションまでを一気にカバーするビジネスモデルがクライアントニーズとマッチしたものということがいえます。とくにBPO、アウトソーシングのエリアではインドや中国といったオフショアの利用をいち早く事業化したことにより、売り上げを大きく伸ばすことになり、従業員数も飛躍的に拡大するひとつの産業となってきています。
国内でも外資系のビジネスコンサルファームの規模は拡大中で、すでにコンサル種目よりもITの実装やアウトソーシングなどの比率が高まる傾向が続いています。たとえばアクセンチュアで言えば、戦略コンサルティングの売り上げ比率はすでに全体の1割程度であり、そのビジネスモデルはここ10年から15年で飛躍的に変化していることがわかります。
IT系の実装では相変わらずSAPを中心としたERPの設計とインプリメンテーションが多い状況ですが、この領域もクラウドコンピューティングサービスが台頭してきていますので、そのビジネスも様変わりしようとしている状況にあります。
国内ではオフショアのアウトソーシングは言語やセキュリティなどの問題から欧米ほど拡大を見せてはいませんが、ここ10年で確実にアウトソーシング自体の規模は増えるようになっており、日本だけでみますとニアショアといった特殊なアウトソーシング需要も多く登場している状況にあります。
主要なコンサルファームとしては前述のアクセンチュアをはじめPWCが買収されてひとつになってIBCS(IBMビジネスコンサルティングサービス)、デロイトトーマツなどがありますが、規模的には大手に仕事が集中する傾向が強くなってきているといえ、ワンストップショッピングと、グローバルコンペティションの中でベストプラクティスをいかに提示してくれるかなどとった独特の部分に顧客の評価が高まりつつある状況となっています。
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