コンサルファームの種類について

コンサルファームという言葉は社会的にもかなり知名度のある職種となっていますが、実際には業界内は想像以上に細かいセグメンテーションがあり、同じコンサルタントを名乗っても行っているビジネスや保有する知見、カバーする業務エリアは異なるものが多いのが特徴です。主要なセグメントを見ていくと次のようなものになります。
まず上流肯定の一番上のレイヤーに位置するのが戦略コンサルファームです。国内ではボスコンやマッキンゼーなどが有名な存在で、ITから先のSIインプリメンテーションは行わないのが特徴といえます。
また上流工程からIT戦略、実装、アウトソーシングといったすべてのプロセスに関与しビジネスを展開しているのがビジネスコンサルファームということになります。アクセンチュアやIBCS(IBMビジネスコンサルティングサービス)などがその筆頭にあり、国内系では亜ビームコンサルティングがこれに続く位置にあります。
さらにIT戦略の構築から実装までを受け持つIT専門のコンサルサービスも多く存在します。本質的には実装がお得意のIT企業がITコンサルの機能を強化したところが多く、特定業界ごとに専門性の高さを誇っているのがITコンサルファームの特徴といえます。
外資系のコンサルファームでは一部の機能に特化してカッティングエッジを高めている会社も存在します。たとえば組織、人事系のコンサルファームはHR専門にコンサルティングを行っていますし、財務アドバイザリー系のファーム、昔の会計系ファームの一部はオールインワンですべてを引き受けるコンサルファームではなく、あくまで財務系に絞ったビジネスを展開しているところもあります。企業再生、ターンアラウンド専門ファームも存在します。このあたりはセグメンテーションが結構細かくわかれており、それぞれはさほど大きな市場ではありませんが、大手企業などからコンスタントな業務を引き受けているケースが目立ちます。
国内では金融機関のシンクタンク系コンサルファームというものも存在します。もっとも有名なのは野村総研で、同社は最近では金融業界などをはじめとしてITの実装も受け持つ存在で、海外にはない立ち位置をもった企業ということができます。
このように同じコンサルファームを名乗ってもそれぞれのビジネスにおけるドメインエリアは微妙に異なるものがあることがわかります。

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